2002年・夏 【えてぽんスペシャル】 完成! いよいよデビュー。 |
2002年夏。心配していた台風は来なかったのですが、阿嘉島は真夏には程遠い天候でした。
波の高い日が続き、ダイビングポイントが限られてしまったのは残念でした(^_^;)
曇ったり晴れたり。夜には雨。日頃の行いでしょうか? さて、2灯えてぽんスペシャル進水式。はたして首尾は?
■完成した「えてぽんスペシャル」 ・カメラ:オリンパスC4040ZOOM ・ストロボ:INON Z220+D180 ・レンズ:INON UWL-100 UCL-330×2枚重ね ・ハウジング:FIX4040 ・アーム:INON
アームシステム
なんとも大袈裟なデジカメです。 果たして、こんな大きなカメラを持って 潜れるのでしょうか? 一抹の不安を持ちながら・・・・・・・ |
■えてぽんスペシャル完成 つい、D-180を買ってしまったことで、えーいままよと2灯化。 ほとんど銀塩と同じような構成になってしまいました。 どこがお手軽デジカメじゃい! 陸上のテストでも、「これは、ちょい難しいぞ」と感じておりました。 デビューとなりました。 ひと足先に、Nikonクールピクス5000で2灯化された、「八重山大好きデジカメクラブ」のtakeさん のレポートを拝見しても、2灯は一筋縄ではいかないことを窺い知ってはいたのですが。。。。。
INONのアームセット、カメラベースも入手。 さらには、FISHEYEのFIX4040ハウジングまで入手。用意は万全となったのでした。 さて、結果は・・・・・ 写真を見て頂くとして。 まぁ、自己満足以外の何モノでもありません(爆)
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*クリックすると大きな写真がでます。100〜150KB程度です。
*撮:M・はC-3030(内蔵フラッシュ)で撮影したものです。
8月2日(金) 1本目: 北 浜 |
8月2日(金) 2本目: 屋嘉比 |
カスリフサカサゴ こういうのも苦手。ストロボをあっち向けたりこっち向けたり。。。。 あきらかに左側のストロボが当たっていません(^_^;) |
イセエビ 役立ちました。殆ど懐中電灯がわり(笑) |
8月3日(土) 1本目: 男 岩 2本目:アダン下 |
撮:M | ||
ウコンハネガイ 光っているところを写すのは難しいです。 |
コイボウミウシ |
アカホシサンゴガニ |
8月4日(日) 1本目: 儀 名 2本目: 東 牛 |
儀名名物 アオウミガメ 今回は2頭の亀に出会うことができました。 |
サザナミフグ 妙に人なつっこい奴です(笑) |
クィーンざまみ3 双胴が分かります。 |
8月5日(月) 1本目: アリガー 2本目: 海底砂漠 3本目: 北 浜 |
オニカサゴ 撮:M |
オニカサゴ どアップにしてみました。 |
カンザシヤドカリ |
オシャレカクレエビ 撮:M ほとんど透明なのに。おしゃれって? |
イシガキカエルウオ・タテジマヘビギンポ |
イシガキカエルウオ |
ヨスジフエダイ ヨスジフエダイって結構好きです。 |
ホワイトソックス 撮:M |
8月6日(火) 1本目: 海 人(渡嘉敷) 2本目: 北 浜(ナベアギリ) |
海人のアオウミガメ お食事中でした(^o^) |
ゴマウツボとアカスジモエビ |
頑張れ若者! |
テングカワハギ |
祝! 100本 |
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何見てるん? |
デバスズメダイ 慶良間です。誰が何と言おうが慶良間です(笑) |
ハマクノミ 撮:M 大きくなると、ちょっと汚くなります(^_^;) |
【えてぽんスペシャル】 撮影後記 予想どおり、2灯は難しいです。ノーマルC3030で撮った方が綺麗だったりして(^◇^;) 機動力で思いきっり負けます。。。。 マクロ系は難しいですねぇ。ストロボが被写体にうまく当たりません。「白飛び」は心配していたほどはでなかったですが、 いかんせん、ストロボのあたり方に問題が。。。。。。 基本的なセッティングは下記のとおりです。 1:絞り優先オート・ストロボ強制発光・スポット測光(外付けストロボでは意味無い?) 2:ストロボD-180は外光オート。Z-220はTTLスレーブ発光。-3の減光板を使用しています。 D-180はカメラの絞りより1絞り〜半絞り開けてみましたが、ベストセッティングまではいってません。 マクロ系ではZ-220の-3減光板でOKですが、ワイド系だとちょっと弱い気がします。(取り外しは面倒だし。。。) マクロ専用としてセッティングして持って入った方がいいですかねぇ。でも、デジカメでなんでも撮る癖がついていて。。。。。困った。 2灯ストロボの効果が一番でたのが、北浜のアザハタの根でした。水深は25m程ありますが、ノーマルC3030で撮った写真はどれも ストロボが弱くて当たっておらず、黒いアザハタになっています。 D-180のターゲットライト部分から、光ケーブルでZ-220へつないでいますので、D-180のターゲットライトをつけると、Z-220のターゲット ライト、レーザーも動作します。このターゲットライト強力で、真っ暗な洞窟で大活躍でした(笑)
【FIX4040の使用感】 今回より、PT-010からFIX4040に変更しました。 やはり、耐水深60mだけあって頑丈さは段違いの感じです。ただ、モード切替がレバーなので、指が当たって勝手にモードが切り替わって しまうことが度々ありました。気づいたら「動画」モードになってたりして。。。。 また、ズームとシャッターがひとつのレバーですが、これも、PT-010のように別々の方が使いやすい気がします。 どうも、半押し感覚がイマイチでした。 それと、シリカゲルを入れるスペースがありません(^_^;) オリンパス純正をなんとかカメラの背面に のせることができましたが。。。。。最近使っていた、一回り大きなシリカゲルは入りません。 ただ、PT-010より厚みが全然違いますので、「曇らないかなぁ・・・」と思っていましたが、やっぱり曇りました。シリカゲルは必需品です。 このあたり改善して欲しい点ですね。 ただ、樹脂の厚みとか持ったときの重量感などはさすがで、、PT-010がおもちゃのように感じられます。
デジタルカメラのラチチュードはめちゃめちゃ狭く、特にマクロで寄ればったときほど手前の白は飛びやすくなる傾向があります。 これを防ぐ方法は実はストロボの角度ではないそうです。 二つの方法があり、ひとつは、撮った絵をその場で確認して飛んでいるようなところがあれば、ストロボの発光量を細かく調整 (この場合は落とすことになる)する。 もうひとつはストロボの位置をなるべく遠ざけてやる。ストロボのような点光源の場合、照度は距離の二乗に反比例するという法則があり、 ストロボを被写体から離してやることにより、白飛びしにくい安定した光になります。 アームを上手に使って、カメラは被写体に寄っているけど、ストロボは被写体から離し気味にするといいことになります。 太陽光とスポットライトのようなものですね。(太陽光は遠いところからまんべんなく当たっている) と、理屈は分かっているのですが、実際はそううまくいきません。ストロボをカメラから離すと、今度はサンゴなどに邪魔されて光が当たらない。 奥まったところにいる被写体は全滅でした。(ぜーんぜんストロボ当たらない)
いやはや、実践は難しく、トライ&エラーでやっていくしかなさそうです。 |